G・ネビルが考えるユナイテッドの課題とは

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ユナイテッドOBのギャリー・ネヴィルが

ダービーでのユナイテッドの失敗とともに、

ルイス・ファン・ハール政権時代への批判を振り返った。

本記事はSky Sportsのインタビューを加筆・編集しています。

   ファンハール政権時代からの前進

私見ではモウリーニョの元で行われているサッカーは良い方向に向かっていると思うよ。

結果から見ても、ジョゼはヨーロッパリーグのトロフィーを勝ち取ったし、今はリーグで2位に付けている。

だから彼はファン・ハールと比べてより成功しているとも言えるね。

ユナイテッドは良くなってきているけど、これから少し我慢が必要になるだろうね。

彼がダービーに送り出したチームは良くやっていたけど、ただ信念が足りなかったように思う。

ジョゼはこの1年半を通じてとても良い仕事をしていると思うけど、ジョゼにとって最も大きな問題はシティのプレースタイルだ。

選手とサインすることは解決策にはならない

今サポーターに言われていることは、

ユナイテッドにはもっと新しい選手が必要だということだし、それは自然なことだ。

でも、私が目をつけたいのは現所属選手たちの可能性だ。

ユナイテッドはこれまでに7500万ポンドをレフトバックの獲得に費やしてきたけど、

結局そのポジションでプレーしているのはアシュリー・ヤングだ。

それに、日曜の試合(マンチェスターダービー)で出場した4バックのうち、

3人(スモーリング、バレンシア、ヤング)はサー・アレックスによって獲得された選手だった。

選手を獲得することについて話をすることはできる。

ただ、スカウト陣はもっとよくならなければいけない。

ジョゼのスカウト陣はファン・ハールのそれよりも良いと思うけど、

日曜の試合を見る限りではミッドフィールドはクオリティーを欠いていたし、

そこに費やされた資金が正しい使い方をされたとは言えないだろうね。

ダービーではシティの方が優れていた

サー・アレックス・ファーガソン時代、

勇敢さというのは果敢にタックルすることや懸命に走るといったことのみではなく、ボールに対して勇敢になることだと彼から言われたよ。

私から見ると今の彼らはその勇敢さに欠けていて、ちょっと臆病になっているようにも見えるね。

それは運動量が足りないとかそういうことじゃなくて、もっと信念的なもので、それこそが彼らの足かせになっているんじゃないかな。

フアン・マタがアントニー・マルシャルに良いパスを出して、ロメル・ルカクの惜しい決定機を創り出したシーンだけは、ボールに対して勇敢なように見えた。

私はユナイテッドにもっとエネルギッシュなプレーを期待していたよ。

シティは守備面の危うさこそあったもののオールドトラフォードで高いポゼッションを記録して、試合を支配した。

スタッツがそれを示しているよ。

カウンターのもたらしたもの

ユナイテッドはシティを止めるために自陣に引きこもっているように思えた。

ロングボールを使ってプレーするときは、しっかりした目的を持ってプレーしなければいけないし、

ターゲットとなる選手の周囲にも選手を配置しなければいけない。

でも、ユナイテッドには信念が足りなかった。

それはファンからしたらがっかりすることだし、シティにとってはボールを支配するのにやりやすくしてしまっていたね。

私は、最近ではハダーズフィールドやサウサンプトン、ウェストハムなんかがやり遂げたような仕事をユナイテッドが完遂してくれることを期待していたよ。

しっかりとコンパクトな守備をして、シティにチャンスを与えないようにすることだよ。

だけどユナイテッドのカウンターは実現しなかった。

ダビド・シルバやケビン・デ・ブライネを見る度に素晴らしい選手だと感じるし、

もしユナイテッドが彼らとサインしていればとすら思うよ。

思うに、二人とシティにはまだ伸びしろが残されているし、もしセンターフォワードを張らせておけば3-1や4-1で勝っていてもおかしくなかったはずだよ。

まだリーグ戦は終わっていない。

リーグ戦は長いけど、自信や信念を持つことはリーグを戦う上で大きな効果を発揮するんだ。

チェルシーやリバプール、アーセナルを倒したこともシティにとって大きかったけど、

オールドトラフォードでの勝利とプレーの内容は最も大きな一歩になったんじゃないかな。

Scuffles better than cuddles(馴れ合いよりも闘争心を)

乱闘騒ぎについては、私から言わせればピッチの上で見たかったものだし、シティがコーナーから得点したときにこそ起こるべきだった。

コーナーから得点した後のシティの選手たちは敬意を欠いていたし、

私もレッドカードを出すべきなんじゃないかと思ったよ。

ホームであんなことをされたんだ、こちらとしても何かやり返すべきだね。

私はトンネルでの喧嘩騒ぎといえば二つほど覚えているものがあるんだ。

一つは私が初めてチェルシーに勝った時のもの。

そしてもう一つはピザが投げられたアーセナルとのものだね。

投げられるものがピザからミルクになるなんて随分と栄養学も進歩したものだ。

11人の男たちが戦うんだ。

こういうことはもっと頻繁に起こってもおかしくないんじゃないかな。

私からしたら、トンネルに向かう途中でハグしたりとかベタベタされるよりも、小競り合いとかそういったことの方が見たいかな。

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書き手

あら

ユナイテッドサポの学生です。訳を通して原文の空気感を少しでも伝えられればと思います。よろしくお願いします。

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